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脳卒中当事者の活動記録

私の尊敬する脳卒中当事者である渡辺さんにご執筆いただいました。

 

脳卒中を罹患して

私が脳卒中になったのは52才の時、退院後は知り合いの保健師が行うリハビリクラブに参加しておりました。
その場所は地元ではなく、隣の区であったため、地元の保健師さんからは地元で行うリハビリ教室への参加を勧められました。
しかし、行ってみると座って体操をやるだけで物足りない感じでした。
そのためお断りしたものの、自分の地域の障害のある方々との交流も大事と思い、地域で自主グループを作ろうと思い立ちました。

しかし、作り上げるには多くの困難がありました。

特に会場の事。なかなか開けてもらえず、何度もお願いをしました。他の皆さんの事もある、なんとか頑張らねばと思いました。

その結果なんとか会場は借りることができました。

それから母のような存在である保健師さんに様々なアドバイスを頂き、リハビリクラブを発足しました。

 

現在は毎週のリハビリクラブだけでなく、温泉旅行やイチゴ狩りなど、楽しみも交えて活動しています。

カラオケ大会では右麻痺・左麻痺・失語症何であろうと楽しく歌っています。

 

脳血管障害者が寝たきりや痴呆になりやすいと言われています。ですから、寝たきりにならないように、呆けないように毎月様々なことをしています。今年の四月で21年目になりましたが、今まで呆けた方はいらっしゃいません!

 

最後にリハ職を目指す方

「突然病気になった者にとってはリハの先生が一番の頼りです。良いリハビリの先生になってくださいね。」

 

 

 

渡辺さんはねたきりになら連での活動、地元でのリハビリクラブの創設に携われており、非常に活動的な方です。
私に地域リハビリテーションを教えてくれた恩師でもあります。
そんな渡辺さんの活動と母と呼べる保健師との出会いについて執筆していただきました。
脳卒中当事者がこんな風に活躍されているのだと知っていただければ、と彼女と願っています。

 

 

下の新聞記事では

踊りで身体を動かし、若いボランティアさんの元気をもらう。それが私の元気の源。楽しくてしょうがない。」とお話されています。

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